南アルプス(甲斐駒ケ岳)

つい先日お休みをいただき趣味である山登りに行ってきました。

まあまあの長文ですので

興味のない方はスルーして下さいね。







《甲斐駒ケ岳の頂へ》


8/20

甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)通称カイコマ。

長野県と山梨県の県境に位置する南アルプスの北部にある白い頂と、南アルプスでは珍しい峻険な山容を持つ数ある駒ヶ岳の中でも筆頭と呼ぶにふさわしい

標高2967メートルのダイナミックな名峰だ。

真ん中の白いピークがそう。

南アルプスのこのエリアは夏期をのぞき平日の早朝からの当日入山ができないので

通常なら1泊2日を要するコースだが

今回は長野県伊那市にある仙流荘に前乗りし幸いこの時期は夏期の為

朝一7:00から入山する事ができ、強行で単独日帰り完走した。


●8/21

AM6:00

前日からの雨が残る中、

マイカー規制の南アルプス林道をバスにて

仙流荘より甲斐駒ケ岳の登山口となる北沢峠へと出発。


登山口の北沢峠までは約50分。

そして

AM7:00北沢峠に到着。



準備運動をすませ

先ずは樹林帯より第一目的である双児山(ふたごやま)を目指す。

双児山までは比較的ハイキング感覚で

しだいに樹木は低くなりハイマツの森林限界に到達する。

晴れていればバックには南アルプスの女王とよばれる仙丈ヶ岳が見えるはず。。

こんな感じかな、、


そしてここからでもカイコマの頭も見えるはず。。


そうこうしている間に双児山山頂に到着。



ここではまだ休憩はとらずに先を急ぐ。


晴れていれば鳳凰三山を横目にすることができるらしいのだが、、


この地点で周囲はほぼガスだらけである。


それでも第二目標地点の駒津峰(コマツミネ)を目指す。


ガレ場を下り、グリーンの芝生が敷き詰められたようなハイマツ帯を一気に登り返す!!

(自分的にはここが一番きつかったかも。。)

急な斜面だが高度を稼げるので踏ん張りどころ。

1歩1歩足腰にかかる負荷が大きいほど山頂にたどり着いた時の感動も大きいはず、、




AM9:00駒津峰に到着。


辺りは相変わらずガスってますが、、

目の前にはうっすらと今回の本丸カイコマの全貌が。



気温もかなり下がっておそらく一桁台だろう。

ここからカイコマのアタックポイントとなる六方石(ろっぽういし)を目指して

再び一気に下る!!

痩せ尾根をクリア。



ゴロタのガレ場をクリアすると最低コルの六方石へ到達。


そしておそらくここがカイコマの核心部であろう直登コースか巻き道コースかの分岐へ。

雨も小雨になりせっかくなので難易度の高い岩尾根の直登ルートを選択。


いよいよカイコマの頂を目指してアタック開始だ!!

岩は少々濡れて滑りやすくなっているが基本の三点確保で慎重に岩場にとりつく。

危険な場所はそんなに無いが油断は大敵。

無論、滑落したら一貫の終わりだ。

難所をクリアしながら

カイコマのみせる様々な表情にテンションが上がる。


そしてだんだん岩肌は白くなり草木は一本もない

花崗岩帯に入った。。

摩利支天が横に見えるはずだがやはりガスってましたね(笑)


ちなみにこちらが摩利支天。↓↓

あと少し。。

3、、

2、、

1メートル、、


 AM11:00ジャスト

甲斐駒ケ岳 2967m単独登頂に成功!!


冷たい風が吹き抜ける。

視界はほぼゼロに近い状態で数年前に仲間と登った北岳やお隣の鋸岳(のこぎりだけ)第二高点と

その奥にははるか北アルプス等も見えるはずなんですが少し残念。。

しかし気分は最高!!



晴れていればこんな感じです。

↓↓

いつまでもこうしていたいが滞在時間約10分ほどで

さぁ下山の時間だ。

相変わらずの視界の悪さだが

バスの時間に間に合わなければ山に閉じ込められて翌日のサロン営業に間に合わなくなる。

帰りは巻き道のトラバースルートから仙水峠を経て足早に下山。

ジグザグにトラバースしながらノンストップで一気に下りPM13:30には北沢峠に帰着した。


今回も多くの事を教えてくれた南アルプスの山々。

決して大げさではなく山登りって人生そのもので

きっと一生僕の記憶に残るだろう。。


甲斐駒ケ岳。

またいつか必ず来たい山のひとつとなりました。。


色々と本当にお世話になった仙流荘のスタッフのみなさんありがとうございました!

また

たくさんお話しさせていただいた登山者の方々にも感謝 感謝です。


長々と長文におつきあいいただきありがとうございました!


FIN



北アルプス編はこちらから

↓↓


穂高岳編


穂高岳編2




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